【マーケットブリーフィング】2024年~2025年3月期 不動 産市場動向(コンパクトマンション・中古住宅編)
■ コンパクトマンション市場(2024年通年データ)
◆供給動向(首都圏)
● 2024年の コンパクトマンション供給戸数は2,642戸 (前年比▲975戸、▲26.9%)
● 全体供給に対する シェアは11.5% 、5年連続で1割超を維持
● 地域別では 東京23区が最多(1,199戸、14.5%) 。以下、神奈川・埼玉が続く
◆価格動向
● 平均価格: 5,248万円 (前年比+2.7%)
● 価格帯別では 4,001~4,500万円 が最多(シェア16.7%)
● 7,000万円以上の割合が10%以上 と、高価格帯の構成も上昇傾向3
◆供給主上位(2024年)
1. オープンハウス・ディベロップメント(357戸)
2. 三井不動産レジデンシャル(345戸)
3. 日神不動産(228戸)
■ 中古住宅市場(2025年3月速報値/東日本レインズ)
◆中古マンション(首都圏)
● 成約件数:4,991件(前年比+31.0%)
● 成約㎡単価:79.01万円/㎡(前年比+4.1%)
● 特に**東京都区部:121.78万円/㎡(前年比+11.2%)**と堅調に推移
◆中古戸建(首都圏)
● **成約件数:2,196件(前年比+62.8%)**と大幅増
● **成約価格:4,030万円(前年比▲2.6%)**と価格はやや調整傾向
● 地域別では、**東京都区部:7,374万円(前年比+6.5%)**と高値安定
■ 参考分析・当社コメント
近年の首都圏不動産市場は、供給減と価格上昇の同時進行という状況にあり、
都心・駅近・ 高効率設計 を兼ね備えた住戸の競争力が一層強まっています。
2024年のコンパクトマン ション市場では、ワンルームより広く、ファミリータイプより価格を抑えた
単身・DINKS 向け住戸 が堅調に推移しました。
また、2025年3月のREINSデータでは、 中古住宅(特に戸建)の成約件数が過去最高水準に到達。
住宅購入ニーズの広がりと、価格高止まりへの「買い急ぎ」の動きが垣間見えます。
当社では、これらのトレンドを踏まえ、「好立地 × 高コスパ × 高品質」な住宅供給戦略を強化し、
投資家様およびユーザー様の期待に応え続けてまいります。
※本資料は、株式会社不動産経済研究所および東日本不動産流通機構(REINS)の
2025年4月10日発表データをもとに、当社にて編集・構成した情報提供資料です。
出典:「コンパクトマンション供給動向調査(不動産経済研究所)」「月例速報 Market Watch 2025年3月度(REINS)」