京都の伝統建築である「京町家」をモチーフに空間設計をしたお部屋です。時代を超えて受け継がれてきた伝統建築からヒントをもらい、開放的で機能的な間取りを目指しました。

京町家の「通り庭」を参考にした、バルコニーから入る光と風を部屋の奥まで届ける間取りに設計しました。また、扉と壁を少なくしガラスや格子で空間を区切ることで、解放感のあるお部屋に仕上がりました。

洋室 約7.4帖｜洋室の壁には大容量のクローゼットを設けました。スモークガラスの扉を採用しているため、部屋に圧迫感を与えません。

洋室のクローゼット｜クローゼット内部にはハンガーパイプや稼働棚があり、小物の収納にも困りません。

洋室 約7.4帖｜ベッドスペースは、レトロガラスをはめ込んだガラス間仕切りを設置。緩やかに空間と視線を遮りながら、柔らかく光を通します。波のような陰影が印象的な照明はレトロガラスからの光と合わさり、柔らかく懐かしい雰囲気を演出します。

ベッドスペース｜インダストリアルな雰囲気の現し天井と落ち着くグリーン、照明の陰影が調和した内装です。

キッチン｜黒を基調としたシックで落ち着いた雰囲気のキッチンを採用しました。ブラウンのタイルと合わせ、より洗練された雰囲気を演出しています。ゆったりお料理を楽しんでいただけるように広めに設計しています。

DK　約6.9帖｜キッチンの左側、冷蔵庫スペースにはダークブラウンの格子を設置。格子は「京町家」にも取り入れられている意匠であり、光を通しつつ緩やかに視線を遮る効果が期待できます。

左・シューズインクローク｜玄関にはシューズインクロークがあり、高さを変えられる棚とハンガーパイプを設けています。ここにも格子を入れ、ゆるやかに視線を遮りつつ湿気や臭いがこもらない工夫をしています。
右・玄関廊下｜玄関側から洋室への移動をスムーズにするため、動線がまっすぐになるように設計しました。

左・洗面｜シンプルな洗面ボウルと鏡を組み合わせたスタイリッシュな洗面台。鏡は収納扉になっているので、お化粧品などの小物もすっきり片付きます。
右・洗面室｜洗面室もゆったり広めに設計しています。湿気がこもりがちな場所のため洗面室の入口にはあえて扉を設けず、それによりスムーズな動線の確保を同時に叶える設計です。

左・浴室｜明るい木目調のパネルを選定し、柔らかく明るい雰囲気の浴室になりました。
右・トイレ｜クロスは環境に配慮した製品を採用しています。お米を脱穀した際に出る籾殻を使ったクロスは、色合いや質感が優しい雰囲気を演出してくれます。照明の陰影と相まって落ち着くトイレになりました。